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エバーグリーン研究室の本の紹介です

 専門医が教える!薬剤師が実践する!

『女性ホルモンメンテナンス』

宮地清光・天野礼子著

宮崎睦士(エバーグリーン研究室)編集

発行:エバーグリーン研究室

​発売:Amazon 

電子書籍:Kindle版、230ページ

定価:1,250 (税込)

 

エバーグリーン研究室の天野礼子が、膠原病・女性医学専門医の宮地清光先生と協力して、女性のサクセスフルエイジング実践のためのノウハウを共同執筆しました。宮地清光先生の豊富な臨床経験から、女性ホルモンと関節リウマチやアルツハイマー病など各種疾患との関係や、天野礼子の自身の更年期・閉経周辺期の体験と薬剤師の視点から、ホルモン補充療法(HRT)のメリット・注意点が詳細に解説されています。

編集はエバーグリーン研究室が担当し、女性ユーザー(患者)さんのみならず、医療従事者にも役に立つように、エビデンスとなる文献や、各種のメカニズムのイラスト、疫学データに基づくグラフや表など資料的価値を高めるように構成されています。また、索引や用語解説も充実させました。

これ一冊で、女性ホルモンの疾患予防効果や、ホルモン補充療法(HRT)の実践方法など、女性のサクセスフルエイジングに役立つ情報が網羅されています。今までにない、女性のアンチエイジングマニュアルです。

​目次

読者のみなさんへ 

序章 生涯現役女性でいるために ―女性ホルモンメンテナンスの勧め―

 1 ホルモン補充療法の現状
 2 女性ホルモンメンテナンスに取り組むきっかけ
 3 乳がん治療後の関節痛の解決
 4 月経不順・月経前症候群に伴う関節痛の解決
 5 女性ホルモンメンテナンスで乳がんを予防
 6 女性ホルモンメンテナンス普及のために

 

第1章 更年期に考えなければいけないこと

1-1 女性には不健康な長い老後が待っている
1-2 閉経周辺期以降、女性に起こる障害
1-3 女性ホルモンの枯渇は外見の老化も進める
1-4 問題は、更年期症状だと気づきにくいこと
1-5 賢い患者になって、無駄な治療を受けない!

 

第2章 女性ホルモンの偉大な効果

2-1 ホルモンて何?
2-2 女性ホルモンの種類
2-3 閉経周辺期を境にエストロゲンはほとんど出なくなる
2-4 妊娠のためのホルモン分泌システム
2-5 FSHは卵巣でエストラジオールを分泌させる
2-6 加齢による卵巣機能の低下とエストラジオールの分泌
2-7 閉経周辺期はどうかというと・・・
2-8 更年期症状がなくなっても、身体の中の不調は悪化
2-9 閉経周辺期の指標にはFSHも有用
2-10 HRTで解決できること・できないこと

 

第3章 エストロゲン不足で起こる疾患

3-1 エストロゲン不足が時間をかけて重大な疾患に
3-2 エストロゲンが影響する疾患の男女別の患者数の推移
3-3 エストロゲンが影響する疾患
3-3-1 高血圧
3-3-2 脂質異常症
3-3-3 動脈硬化・血流障害・血栓症
3-3-4 微小血管(攣縮型)狭心症 

3-3-5 糖尿病
3-3-6 肥満(内臓脂肪の蓄積)
3-3-1~6 生活習慣病とエストロゲンについてまとめると
3-3-7  骨粗鬆症
3-3-8  アルツハイマー型認知症
3-3-9  頭痛
3-3-10 うつ症状 
3-3-11 めまい

 

第4章 エストロゲン不足と関節痛・関節リウマチ

4-1 関節リウマチとはどういう病気?
4-2 関節リウマチの症状
4-3 関節リウマチはどのような人に多いか
4-4 関節リウマチの原因
4-5 関節リウマチの発症が多く見られる年齢
4-6 経産婦は未産婦に比べ関節リウマチに罹りにくい
4-7 関節リウマチの診断基準
4-8 関節リウマチの診断で行われる検査
          ①リウマチ因子
          ②抗CCP抗体
          ③C反応性タンパク(CRP: C-reactive protein)
          ④赤血球沈降速度(赤沈)
          ⑤抗核抗体
4-9 関節痛のある更年期の患者さんに必要な治療は?
4-10  45~55歳の女性には、まず更年期障害の診断を
4-11 どうして閉経周辺期に関節症が現れるのか
4-12 閉経周辺期の関節症状はHRTで改善・消失する
4-13 HRTは、リウマトイド因子陽性、

         または抗CCP抗体陽性で関節リウマチと診断されない

         患者さんの関節リウマチ発症を防ぐ
4-14 隠れリウマチを見逃さないことが重要
4-15 エストロゲンが関節リウマチを抑える理由
4-16 閉経直前の関節痛にはビタミンEが有効
4-17 45歳未満の関節痛には超低用量ピルが有効
4-18 当院の関節痛治療のまとめ

 

第5章 ホルモン補充療法(HRT)で使う薬と使い方

5-1 HRTのスケジュール
         ①50歳前後~60歳
         ②50歳前後~60歳で子宮がない場合
         ③60歳以上
         ④60歳以上で子宮がない場合
5-2 HRTで使われるエストロゲン製剤
5-2-1 エストロゲン製剤開発の歴史
5-2-2 エストラジオール製剤の比較
5-2-3 エストラジオール製剤選択のポイント
          ①血液中のエストラジオールの濃度が安定しているか
          ②どのくらいのエストラジオールが血液中に入るか
          ③不要な(有害な)代謝物ができないか
          ④外用剤使用による皮膚症状(副作用)がないか
5-2-4 血中濃度を確認しながら継続
5-3 エストリオール製剤
5-4 プロゲスチン製剤
5-4-1 プロゲスチン製剤開発の歴史
5-4-2 HRTに使われるプロゲスチン製剤
5-5  HRTに使われるエストラジオール+プロゲスチン製剤

 

第6章 女性ホルモンメンテナンスを安全で効果的に行うために

6-1 HRTの継続に乳がんの検査は必要か?
6-2 HRTで乳がん・アルツハイマー型認知症は予防できる
6-3 HRTを注意しながら行う必要がある疾患
6-4 HRTを行ってはいけない人
6-5 運動はHRTの副作用を減らす
6-6 自分でできる女性ホルモンメンテナンス
6-7 HRTの効果を正しく評価するために必要なこと

 

第7章 ホルモン補充療法(HRT)を行った患者さんの例

7-1 HRTを急に止めたために関節痛が発症した例
 [症例]HRT中止によりシェーグレン症候群を発症した症例
 [症例]HRTによって線維筋痛症が改善した症例
 [症例]関節リウマチと誤診されHRTにて改善した関節痛の症例
7-2 抗うつ薬、抗精神病薬が関節痛の原因となった例 
 [症例]うつ治療で高プロラクチン血症となり、HRTで改善した症例
 [症例]抗精神病薬の変更で高プロラクチン血症が消失した症例
7-3 いったん治まった関節症状が更年期に再発した例
 [症例]関節リウマチと診断された関節痛がHRTで解決した症例
 [症例]関節リウマチ治療で取れない痛みがHRTで改善した症例
7-4 閉経前の関節の痛みに超低用量ピルが奏功した例
 [症例]関節リウマチ発症素因があり、超低用量ピルで発症を予防した症例

 

終章 ホルモン補充療法(HRT)と自己免疫疾患の原因解明について

8-1 なぜHRTが普及しないのか?
8-2 抗DFS70抗体を用いた自己免疫疾患に進展しない症例の見極め
8-3 関節の痛みとHRT
8-4 年齢に応じた関節症状の診療・研究目標
8-5 自己免疫疾患の発症原因の解明に向けて

あとがき
参考文献
女性ホルモンメンテナンスに用いる主な薬剤
用語解説
索引 
図版索引
著者略歴

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